映画【白ゆき姫殺人事件】はキャスト全員が勘違い。皮肉たっぷりの終盤と世間の手のひら返し。

スポンサードリンク
この記事は約4分で読めます。
スポンサードリンク

f:id:a720b720c720:20190429123227j:plain

評価:65点

 

全員が勘違いをしたまま進む展開。証言と回想シーンを照らし合わせながら進むストーリーはいいですね。

 

 

白ゆき姫殺人事件:あらすじと予告

長野県のしぐれ谷国定公園内で、化粧品会社のOL・三木典子が滅多刺しにされ燃やされた遺体となって発見される。

 

テレビワイドショー『カベミミッ!』の制作を請け負う契約ディレクターの赤星雄治は、知人の狩野里沙子から三木殺害に関する情報を知らされると、その内容をツイートし始めTwitter上で注目される。

 

赤星は狩野から三木に恨みがあるとされ、事件の日から失踪している同僚・城野美姫の存在を知る。評判の美人だった三木の事件は、いつしか勤務する会社の目玉商品になぞらえて「白ゆき姫殺人事件」とネット上で呼ばれるようになる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

予告編動画


『白ゆき姫殺人事件』特別動画「ちょっとした火遊びが、炎上につながる」編

 

白ゆき姫殺人事件:作品情報

監督:中村義洋

公開:2014年3月29日

上映時間 :126分

キャスト

白ゆき姫殺人事件:ネタバレ感想

恐ろしい作品

以前「告白」 という映画をご紹介しました。今回も同じ湊かなえさんの書く小説原作の作品です。告白はその描写や復讐劇が恐ろしい作品。

f:id:a720b720c720:20190501072949p:plain

 

こちらはまた違っていて、今の世の中によくある「伝言ゲーム」の怖さがありました。

 

テレビ制作の赤星雄治(綾野剛)は世の中に情報を届けるテレビの制作側の人間。取材を重ねて面白いワイドショーを撮ろうと躍起になっていましたが、皮肉なことに彼がもっとも振り回されていましたね。SNSで簡単に情報が手に入る世の中ですが、

 

その情報の多さゆえに判断力が鈍っている今の僕たちを体現しているなぁなんて考えながら見ていました。

 

映画の進め方は好きでしたね。一人一人の証言を映像をリンクさせていて面白かった。

 

全員勘違い。自分が都合よく損をする。

全員嘘つきって書こうかと思いましたがなんかそれも違う、というかあまりよくない表現ですね。実際に嘘をついているのは犯人であった狩野里沙子だけでしたから。

 

同じ場面の話をしているのに、証言人によって回想の映像が微妙に異なっていました。

 

 

すべて証言人に都合のいいようにすり替えられていましたね。会社の後輩(小野恵令奈)や、元恋人の篠山係長(金子ノブアキ)も嘘というより、自身が若干の損をするような話になっていましたね。少し被害者意識を持っているような。

f:id:a720b720c720:20190501071616j:plain

 

大学時代の友人の前谷みのり(谷村美月)なんかは特にそうでしたね。わざわざ手紙まで出しているのに、事実とは異なることを書いていました。おそらく嘘ではなく、物事を本気で自分の証言がすべて回想シーンの通りであるようなとらえ方をしていたのでしょう。

 

そして城野美姫の回想が真実のように映像では表現されていました。しかしそれすら城野にとっての都合のいい表現として描いていただけかもしれませんね。

 

鮮やかな世間の手のひら返し

「カベミミ」で狩野里沙子が犯人であることを告げた後は全員掌をひっくり返していましたね。カベミミのキャスター一同やツイッターの世間の声も。

 

特にツイッター。数分前のシーンでは城野美姫を糾弾するツイートであふれていましたが、すぐに「かわいそう」「俺たちは味方」などのツイートが。

 

僕もツイッターやっているので、気をつけなきゃですね。

井上真央さんの雰囲気作りはバッチリ

f:id:a720b720c720:20190501071620j:plain

井上真央さんは美人ですが、派手すぎないいわゆる昭和顔ですね。演じていた城野美姫役にぴったりで、なんというかちょっと残念な意味で華やかさのない雰囲気がものすごく出ていました。

皮肉たっぷりの終盤

f:id:a720b720c720:20190501072015j:plain

車で城野が赤星を轢きそうになったとき。心身ともに疲れ切った赤星は城野に愚痴をこぼします。

 

その後の「何言ってんだおれ。初めてあった人に」っていうセリフはなかなかに皮肉が利いていましたね。

 

まさか赤星は、目の前にいる相手の人生をめちゃくちゃにしたとも知らず、城野は人生をめちゃくちゃにされた相手とも知らず。

 

終盤にわざわざこのシーンを描いたことは湊かなえさんの恐ろしさを感じますね。

 

余談ですが

ワイドショーの「カベミミ」は個人的には好きでした。(笑)なかなかリアリティあって、生瀬勝久さんもキャスター役がお上手でしたね。実際にやっていても違和感なさそう。(笑)

コメント

タイトルとURLをコピーしました