映画【怒り】あらすじとネタバレ感想。結末と犯人。森山未來の好演と広瀬すずが素晴らしい。

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評価:92点(かなりいい)

 

ここ数年ではトップクラスに素晴らしい映画。「信頼」でも「疑い」でもない「怒り」というタイトルにした理由がよくわかる作品。

 

 

怒り:あらすじ

八王子郊外で若い夫婦が自宅で惨殺され、犯人は逃走した。

 

1年後、房総、東京、沖縄に身元不明の3人の男がそれぞれ現れ、訝られながらも次第に周囲に受け入れられ、それなりの人間関係が作られていく。

 

ある日、警察が八王子事件の犯人の整形手術後のモンタージュ写真をテレビ番組で公表したのをきっかけに、それぞれの人間関係に揺らぎが生まれはじめる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

予告編動画

www.youtube.com

 

怒り:作品情報

監督

 李相日

公開

2016年9月17日

上映時間

142分

 

キャスト

・千葉編  

渡辺謙  宮崎あおい 松山ケンイチ 池脇千鶴

 

・東京編  

妻夫木聡  綾野剛  原日出子 高畑充希

 

・沖縄編

森山未來 広瀬すず 佐久本宝

 

その他

ピエール瀧 三浦貴大 水澤紳吾

 

怒り:ネタバレ

八王子で夫婦殺人事件が発生。

きっかけは1年前に八王子で起きた夫婦殺人事件。その現場には真っ赤な血で描かれた「怒」の文字。

 

犯人の山神一也今も顔を変えて逃亡中。

 

この「怒」の文字と山神一也に3か所の無関係の人間が振り回される。

3か所に現れる謎の男。

千葉

歌舞伎町の風俗店へ家出した娘の愛子(宮崎あおい)を槙(渡辺謙)が探しに行くところから始まる千葉編。

 

 

槙の働く漁港へ転がり込んできたという身元不詳の謎の男、田代(松山ケンイチ)。愛子と田代はお互いに惹かれ、付き合うようになります。しかし、槙は身元が知れない田代と、精神が周りと比べ幼い愛子のことを信じ切れずにいる。

 

 

そんな中槙は八王子で起きた一家連続殺人事件のことをニュースで見て、その顔つきや特徴から田代がその事件の犯人なのではと疑い始める。愛子も槙の言葉を否定はするものの、徐々に田代を信用できずに警察に通報してしまう。

東京

ゲイである優馬妻夫木聡)は発展場で直人(綾野剛)と知り合う。自宅に招いたり、母親と会わせるほどの仲にはなるものの、素性を聞いてもなかなか明かそうとしない直人。

 

 

特段気にせずそういう関係性を続けているものの、とある日見知らぬ女性とカフェで二人きりのところを目撃したことにより、優馬は直人を疑い始める。さらに同じ時期に周りの友人宅で立て続けに空き巣が発生する。

 

 

このことがきっかけで直人は優馬のもとを去る。警察から電話が入り、直人のことえお尋ねられて優馬は、慌てて知らないと返答する。

沖縄

泉(広瀬すず)と辰也(佐久本宝)が、無人島へ美しい海をボートで渡るシーンから始まる。その無人島で泉は、バックパッカーでその日暮らしをしているという田中(森山未來)と出会う。

 

 

那覇へ出かけた帰り、泉が米兵にレイプされたことをきっかけに辰哉の実家が営む旅館の手伝いを始める。

 

 

とある日、トチ狂ったかのように田中が暴れだし旅館をめちゃくちゃにしてしまう。

 

ネタバレ:結末。犯人は?

千葉

愛子が呼んだ警察によって、捜査が行われる。田代は犯人ではないことが判明する。

愛子は泣きわめき、槙は田代を受け入れ生活を共にすることを決意する。

 

東京

直人が去った後、優馬は再び直人が以前あっていた見知らぬ女性・薫(高畑充希)を見かける。そして直人は病気によりなくなったことを知る。

 

優馬は自責の念に駆られむせび泣く。

 

沖縄

 旅館をめちゃくちゃにした田中を追って無人島へ追いかけた辰哉。そこで田中が暮らしていた古びた建物の中に「怒」の文字。

 

他にも泉がレイプされたことをしりつつ笑いものにしていたことを知り、辰哉は田中を刺し殺す。

 

犯人は沖縄の田中(森山未來

犯人の山神一也は沖縄の田中でした。森山未來さんの好演と怪演により最後の最後まで本当に誰が犯人か見当がつきませんでしたね。

 

怒り:感想

原作・脚本がすごい

同じ山神一也という人間をキーにして、まったく関わりのない人間が振り回されていました。

 

千葉・東京・沖縄の3か所の人間は決して交わることなく物語が展開していく吉田修一さんの原作が素晴らしいですね。

 

3か所での疑いと怒り

3か所でそれぞれの信頼と疑いと怒りが表現されています。信じたいが信じれないもどかしさ。払しょくできない疑いの念、そしてすべてがわかったときに込み合がるそれぞれの怒り。

 

 

愛子の、田代を信じ切れなかった怒り。

槙の、娘を信じてあげれなかった怒り。

優馬の、直人を信じてあげられなかった怒り。

辰哉の、泉を守れなかった怒り。それを馬鹿にされた怒り。

泉の、田中を信じてしまった怒り。

 

 

ストーリーは決して交わらないのに、この「怒り」という感情がすべて登場人物の心に表現されていますね。

 

俳優陣が全員100点満点

また、日本の佐久本宝さんや広瀬すずさんなどの若手から、渡辺謙さんのような超ベテラン役者さんまで実力者ぞろいのキャストには圧巻されました。その日本の第一線で活躍される役者さんが本気で演じるとこういったスーパーハイレベルな邦画が完成するんですね。

 

森山未來の好演

森山未來さんが演じた田中。那覇で背後から泉に声を掛けられたときに一度振り向かず、2度目に驚き反応した様子。

偽名を名乗っていたがために反応できず、また犯人だったからあんなに驚いていたんですね。ヒントは細やかにちりばめられていました。

また、泉のレイプ発見を告白したシーンの早口での喋りは、犯人らしい異常さがにじみ出ていますね。

 

広瀬すず全力のレイプシーン

劇中ではかなり衝撃的なシーンでしたね。

 

一番といっても過言ではありません。3年ほど前の映画ですので、まだ当時18歳の広瀬すずさん。未成年にしてレイプされる少女の役を本気中の本気で演じていました。

 

まさかレイプされて事あるの?ってくらいリアルに。叫び声や表情をみていると映画といえど心が痛くなりましたね。

 

怒り:ここ数年では間違いなくトップレベルの邦画

邦画の中ではここ数年ではトップレベルだと思います。ここまでに複雑な感情を、豪華な俳優さんたちが演じきった作品はなかなかありません。

 

今後も何度も見たいけど、見るたびに消耗する、そんな名作ですね。

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